講演会 新作能「沖宮」をみる
アルスシムラには、年に数回「特別講義」があります。
染織以外の世界を広く学ぶことで、 ご自身の中に様々な視点や言葉を 大切に育んでいただきたいと願い、 外部からも講師をお呼びしています。
今回の特別講義は、この秋上演される新作能「沖宮」 のシンポジウムとして、 シテを務めて下さる金剛龍謹さんがゲストでした。
手にされているのは金剛家の能面「曲見」。
面をつけてしまうのがもったいないくらい凛々しい金剛さんの、 謡の声も聴くことができました。
着物を織っている学校ということで、装束もお持ち下さいました。
左から唐織、縫箔。いずれも秋を感じさせる紋様です。
「能の見方は?」との質問に、「見た人が自身の人生を投影し、
その一方、
(沖宮の衣裳のために染めた糸。講演会にて展示)
たくさんの方お力添えで、いよいよ今週末、熊本公演を迎えます。
かがり火の中、 金剛さんが舞ってくださる一期一会の世界を楽しみにしたいと思い ます。