清凉寺
10月の終わり、しとしと雨の降る日に清凉寺さんへお参りに行きました。
本科生の皆さんと志村洋子先生、志村昌司先生そろって和気藹々と。
嵯峨校からほど近いこのお寺は、ちょうど通学路になります。
ご本尊がお釈迦様なので「嵯峨釈迦堂」の愛称で親しまれ、
嵯峨校に通う生徒の皆さんお一人一人にとって、
日々手を合わせ、学校生活を見守ってくれる大切な存在です。
その日は凛とした空気の本堂で、お坊さんのお話を聞きました。
清凉寺の歴史やご本尊の由来、源氏物語へとお話は広がり、
身近な場所から新しい発見がたくさん!
秋の霊宝館特別展観に合わせて訪問したので、
普段は見ることができない貴重な文化財にも触れました。
特に皆さんが注目したのが、源氏物語の主人公である光源氏にまつわる収蔵品です。
国宝の阿弥陀如来像は、光源氏をモデルに顔を移したと言い伝えられ、
光源氏公のお顔を拝見しているような気持ちになります。
ちょうど今年、アルスシムラでは「源氏物語」を題材のひとつに
特別講義をしていたこともあり、皆さん興味深々。
その土地ならではの歴史や文化への理解を深めるきっかけとなり、
より一層、ここ嵯峨の地が身近になった気がします。
だんだんと紅葉し始めた境内の景気も目に鮮やかで、
ゆったりと秋の散策も楽しみました。
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