五山の送り火、鳥居型松明が点る曼荼羅山の麓に予科の学び舎はあります。

 

冬雲が広がる朝は時雨れて、虹がかかることも多く、

ある朝も、「虹が架かったね！」と遠くから通う生徒たちから嬉しそうな声。

 

 

予科クラスの中でも週二日コースと通年コースでは、経糸を染め、色の入った経糸を機の上で1本1本、

1040本を繋いでいきます。

通うのが週に1、2度の生徒にとっては織りに辿り着く前のひと仕事です。

 

無事に繋ぎ終えたまっさらな経糸が、いよいよ機に掛りました。

 

 

 

 

 

自然の営みは変わることなく、この秋もどんぐりやクサギの収穫の恵みをうけ、手元に美しい彩りの糸が揃いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドキドキしながらまずはひと織り―

それぞれの想いをのせた機音が重なり始めました。

 

 

 

 

 

 

4月の開催を延期しておりました2019年度予科作品展「アルスシムラ展」を、

2020年12月18日(金)～21(月)に開催する運びとなりました。

（詳細はお知らせページ「2019年度　アルスシムラ予科作品展のお知らせ」をご覧ください）

 

皆様のご来場をお待ちいたしております。