暑気払い
猛暑続きの夏。
皆様、如何お過ごしでしょうか?
今年の嵯峨野は、35°Cを超える日が多くて、
水分をたっぷり摂るように心がけて生活しています。
8月16日、工房では少し早めに仕事を切り上げて、
皆で夜ご飯をいただきました。
お盆の最終日、京都の夏の風物詩と言えば?
そう。
この日は、五山の送り火だったんです。
嵯峨野には、五山の送り火の中で、
最後に点火される「鳥居形」があります。
あいにくの雨ではありましたが、
予定通り、20時20分頃に点火されたので、
てくてく歩いて、皆で観に行って来ました。
赤々と燃える鳥居の記号。
こんなに間近で観られるとは…!
雨を忘れて、見入ってしまいました。
春に始まる草刈りから、今日までの準備、
それはそれは、大変な時間と労力がかかっている事と思います。
中には、50㎏もの大松明を1人で担いで登り、点火するという
伝統がずっと守られている山もあると知り、
ただただ、びっくりしました。
いつから始まったのか、正式には記載されていないようですが、
十山になったり、五山になったりしながらも、
送り火は何百年と続いているとのこと。
―送り火は一日にしてならず―
歴史の重みと素晴らしさを、実感出来た一日でした。
さて、あと2週間ほどで、いよいよ、東京・丸の内での作品展が開催されます。
皆、目標に向かって、集中した作業をしています。
作品展の詳細はこちらをご覧ください↓
https://shimuranoiro.com/topics/1378/
皆様と東京でお会い出来ることを、
工房一同、楽しみにしております。
暑い日はまだ続きそうです。
どうぞご自愛ください。
はち