しむらのいろ 志村ふくみ 志村洋子

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しむら日記

新作能「沖宮」

白梅、紅梅が咲き始め、春の訪れを感じる頃となりました。

 

昨年から取り組んでいる、新作能「沖宮」。

初めての衣裳制作のみならず、運営も工房で一から作り上げているため慣れないことに奮闘しつつも、

みなさまのご協力のもと、だんだんと形になってきました。

そんな中、原作者である石牟礼道子さんの訃報に接し、大きな喪失感を感じています。

心からお悔やみ申し上げます。

より一層、この能舞台を成功させなければ、という気持ちになっております。

 

 

 

工房の機場には今、それぞれの衣裳の糸が掛かり始めました。

紅花で染める緋色

臭木で染める水縹色

キーワードとも言えるその二色に寄り添うように、呼応するように、

黄色や緑、藍、白

鮮やかな色たちが並んでおり、耳を澄ませば色の呼吸がきこえてくるようです。

 

 

 

新作能「沖宮」オフィシャルホームページ:okinomiya.jp

 

 

今日から3月ですね。

 

ノーム

 

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