しむらのいろ 志村ふくみ 志村洋子

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石牟礼道子 × 志村ふくみ 新作能「沖宮」公演プロジェクト 期間 2/2~3/31

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「緋色の衣」撮影/上杉遥

 

 

■ 2021新作能「沖宮」公演へ

世界中が苦しんでいる今だからこそ、作家・石牟礼道子が生命界の復活を願って書き上げた新作能「沖宮」のメッセージを伝えたい。そして、もっと踏み込んだ形で「沖宮」の世界に触れていただきたい。そのような思いから、クラウドファンディングを行い、当公演のチケットをはじめ、通常では販売することのないものを含めた特典を皆様にお届けすることにいたしました。公演の実現に向け、温かいご支援をお願いいたします。

新作能「沖宮」公演実行委員会 代表 / アトリエシムラ代表 志村 昌司

 

石牟礼道子×志村ふくみ 新作能「沖宮」公演プロジェクト|THE KYOTO クラウドファンディング

 

 

■新作能「沖宮」ご賛同者(五十音順)

 足立 欣也 様 (株式会社 求龍堂代表取締役社長)

 石牟礼道生 様

 糸井 重里 様 (ほぼ日代表)

 玉川奈々福 様 (浪曲師)

 中野 信子 様 (脳科学者)

 中村 桂子 様 (JT 生命誌研究館 名誉館長)

 早川 敦子 様 (津田塾大学 教授)

 安田  登 様 (能楽師)

 ヤマザキマリ 様 (漫画家)

 米本 浩二 様 (『評伝石牟礼道子 渚に立つひと』著者)

 若松 英輔 様 (批評家)

 渡辺 京二 様 (思想史家・評論家)

 

 

■新作能「沖宮」とは

原作・石牟礼道子(作家)、衣裳監修・志村ふくみ(染織家・人間国宝)による新作能。自然と人間の関係に真摯に向き合いながら仕事に打ち込んできた両者が、東日本大震災による原発事故を契機に完成させました。

 

 【新作能「沖宮」の誕生】
水俣病に病んだ日本と向き合い、現代における自然と人間のあり方を見つめてきた作家・石牟礼道子。2011年の東日本大震災による原発事故をきっかけに近代日本の在り方への危機感を募らせた石牟礼は、長年の友人である染織家・志村ふくみに手紙を送り、およそ2年間にわたる文通の中で、新作能「沖宮」は誕生しました。

 

【志村ふくみメッセージ】
このたび金剛家の皆さまによって沖宮が上演されることになりました。石牟礼さんもさぞおよろこびのことと存じます。石牟礼さんにお会いできなくなりましてから、私はますます石牟礼さんの大きな存在に気づき、実に稀有な予言者でいらしたように思います。すでに、苦海浄土、不知火をお書きになりました時、今日のことを予知していらした気がします。文学ではなく、今は天にむかって唄い上げなければと私におっしゃって沖宮の原稿をなんども送り下さいました。衣裳の色を決めて下さり、私共は一しんに染めました。今日再び沖宮が上演されますことは、この苦難のただ中にあり現世の人々に石牟礼さんが光をあたえて下さるような気がします。沖宮が必ず新しい力を人々に与えて下さると信じております。どうぞ御高覧下さいますことを心よりお願申上ます。

令和三年一月 志村ふくみ 

 

撮影/矢幡英文『遺言』(ちくま文庫)

 

■新作能「沖宮」公演 当日スケジュール

日時 2021年6月12日(土)15:00~16:40 / 18:00~19:40
場所 金剛能楽堂(602-0912 京都府京都市上京区 一条下る龍前町590)

《昼公演》
14:30 開場
15:00 ご挨拶、解説 (実行委員会代表 志村昌司)
15:10 二重唱 村松稔之(カウンターテナー)、辻村明香(ソプラノ)
                         「アヴェ マリア」 作曲 セザール・フランク
       「アニマの鳥」 作詞 石牟礼道子 作曲 佐藤岳晶 他 
<休憩 15 分>
15:40 新作能「沖宮」
             天草四郎    金剛龍謹
             大妣君     宝生和英
             あや      南坊城碧子
     村長    有松遼一
16:40 終了予定

 
《夜公演》
17:30 開場
18:00 ご挨拶、解説 (実行委員会代表  志村昌司)     
18:10 二重唱 村松稔之(カウンターテナー)、辻村明香(ソプラノ)
       「アヴェ マリア」 作曲 セザール・フランク
       「アニマの鳥」  作詞 石牟礼道子   作曲 佐藤岳晶 他
<休憩 15 分>
18:40  新作能「沖宮」
      天草四郎    金剛龍謹
      大妣君     宝生和英
      あや      南坊城碧子
           村長         有松遼一

16:40 終了予定

 

 

■原作「沖宮」のあらすじ

島原の乱の後の天草下島の村。干ばつに苦しむ村のために、雨の神である竜神への人身御供として、亡き天草四郎の乳兄妹の幼い少女あやが選ばれる。緋の衣をまとったあやは緋の舟に乗せられ、沖へ流されていく。舟が沖の彼方へ消えようとした瞬間、稲光とともに雷鳴がとどろき、あやは海に投げ出される。あやは天青の衣をまとった四郎に手を引かれ、いのちの母なる神がいるという沖宮へ沈んでいく。そして、無垢なる少女あやの犠牲によって、村に恵みの雨が降ってくる。

 

 

 

■お問い合わせ先

新作能「沖宮」公演実行委員会(株式会社ATELIER SHIMURA内)
600-6018京都市下京区河原町通四条下ル市之町251-2壽ビルディング2F
tel: 075-746-3303 mail: okinomiya2021@ateliershimura.co.jp

 

 

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